1.何のために物件を探すのか?(利用目的をまず見定める)
物件探しの成否を左右する「利用目的」
物件を探す際には、まず第一に、ご自身の「利用目的は何か?」を意識して見定めておくことが重要です。
“大前提となる利用目的” をまずハッキリと見定めることがスタート地点であり、物件探しの肝 (キモ) になります。
この軸を定めないまま、物件探しに入ると、個々の物件を比較検討する際に、必ず “迷い” が生じます。そうならないためにも、「何のために、どんな目的から物件を探したいのか?」をご自身で明確に意識しておくことが重要です。
では、ご自身の具体的な「物件探しの目的」は何でしょうか?
この “基本軸” を見定めてからスタートすると、その後の物件探しも迷いやためらいを感じることなく推し進めることができます。そのためにも、ご自身の「物件探しの目的」をノートやメモに書き出して自己確認しておくことをぜひおすすめします。
◇不動産物件の利用目的 (物件探しの目的)
これらの物件探しの目的は、具体的に物件探しをする際の指標 (目印) となります。次に、その目印を選択基準として意識しながら、物件に対するこだわりを「希望条件」として書き出しておくと良いでしょう。
その際は、具体的な暮らしのイメージを膨らませることが大切です。ここでご自分にとってなにが絶対に必要か。またはそこまで必要とはしていないか。1つ1つの希望条件に優先順位をつけてみることをおすすめします。
2.物件に対する希望条件 (こだわりの要件) を書き出す
物件に対するさまざまな居住環境面の希望条件
リゾート物件の場合を想定すると、以下のような居住環境面の希望条件を基準に物件を探されると、ご自身の希望に適う物件と巡り合える可能性も高くなるでしょう。
◇リゾート物件を探す際の希望要件の事例
- ①自然環境面からみたエリア希望
- 1. 海が見えるエリア
2. 山が見えるエリア
3. 湖・池が見えるエリア
4. 川が近くにあるエリア
5. 標高500m超えのエリア
6. 温泉が近くにあるエリア - ②ライフスタイル面の希望
- 7. 週末利用に最適な物件
8. 避暑・避寒に向いた物件
9. ペットの室内飼育が可能な物件
10. 温泉付き物件
11. 田舎暮らし向け物件 - ④スポーツ・レジャー環境の希望
- 12. テニスを楽しめる場所にある物件
13. スキーを堪能できるエリアの物件
14. ゴルフを満喫できるエリアの物件
15. レジャー施設が近くにある物件 - ⑤物件種類に関する希望
- 16. ログハウスを希望
17. リフォーム済みの中古物件を希望
18. 古民家を希望 (居住用の戸建て古民家に住みたい) - ⑥その他の物件 (暮らしの安心設計を重視した物件など)
- 19. 管理体制がしっかりしている物件を希望 (別荘・リゾートマンション等の場合)
20. 投資用に向いた物件を希望
21. 賃貸経営用の収益物件を希望
22. その他
このように、ご自身の目的からスタートし、次に目的を果たす上で希望する条件 (こだわりの要素) の優先順位をつけることによって、検討対象の物件がご自身の「目的と希望条件」に適うか、そうでないかの振り分けもしやすくなるでしょう。